父の命日

早いもので、お父さんが亡くなってからもう1年が経った。
息を引き取ったお父さんの遺体とともに帰宅したのがちょうど今頃の時間(午前3時頃)。あの夜は、お父さんの死を悲しむかのように、病院を出る少し前から家に着いた少し後までの間だけ、強い雨が降っていた。そして1年後の今も、哀悼の気持ちを表すかのように、しとしとと雨が降っている。

人間誰でも、生きていくためにはいくつもの哀しみを乗り越えていかなければならない。俺はいつになったら、心の中に降り続けるこの雨を止ませることができるのだろうか。

今日読んだ本

帰京がてら電車の中で。東海道線函南〜熱海間にて読了。

英語で日本語を考える

英語で日本語を考える

日常的に使われる日本語のフレーズを適当にピックアップして、それを「咀嚼」してから英語に組み直そう、という試みがなされている。日本語の文章を英語に"word-for-word translation"したところで、出来上がった文章は所詮日本語の英語訳に過ぎない。つまり、着想というか切り口は依然として日本語のそれのままなんだよな。英語と日本語はそもそも性格が違うので、直訳したところで決して"true English"にはなり得ない。そこが翻訳の難しいところだ。この本では、英語らしい英文を作るために、日本語を一旦「英語らしい日本語」に変換した後にそれを英文化する、という作業が行われている。1つのアプローチとしてとても興味深かった。

納骨堂参り

市内に住んでる叔父さん叔母さんだけでなく、大阪の叔母さんも来てくれたのには驚いた。特に連絡もしなかったのに。ていうかそれも改めて考えると申し訳なかったな。
雨が降っていたので叔父さんが運転する車で納骨堂まで。そういえば1年前のあの日も雨だったわねえ、と。みんなちゃんと憶えていてくれているんだな、と嬉しくなった。
霊園のそばの花屋で花を買い、共同参拝堂で線香&献花を。それ以上は特にすることもないので、霊園の滞在時間はわずか10分少々。
その後は近所の食事処で昼食。落ち着いた感じの店で、ちょうど昼時だったから混んでたけど、運良く奥の個室(座敷)に通してもらえた。料理もそこそこで、ご飯もおかわり自由で1000円だからなかなかいい感じだった。のんびり食事をして解散。
仏教徒でもないし、もしそうだったとしてもお金がないから、一周忌の法要なんてものを大々的にやるつもりはないけど、こうやってちょっと集まって故人を偲ぶのはいいことだと思う。遺された自分たちが、故人との想い出を忘れないようにするためと、気持ちの整理をつけていくために。少し素っ気なかったかもしれないけど、大事な1日だった。

納骨堂でもいいけどやっぱり個人的な墓が欲しいな。秋の抽選で通ることを祈ろう。

今日買った本

01. 英語で日本語を考える 英語で日本語を考える
日常会話で使われる日本語をランダムにピックアップし、日本語→「英語っぽい日本語」→英語、という手順での英訳を試みている。言い方を変えると、日本語をそのまま訳すのではなく、その内容を一旦咀嚼してから再構成した上で英訳する、といった感じ。高3の頃予備校でやってたのに近い。やっぱ直訳したところでそれは所詮日本語の発想に基づいてるから、英語としては不自然なことがあるんだよね。そこが英語の難しいところ。
02. 英語スピーキング科学的上達法―発音の良し悪しをパソコンが判定! (ブルーバックス) 英語スピーキング科学的上達法―発音の良し悪しをパソコンが判定! (ブルーバックス)
東京のBOOK-OFFにもあったけど付属のCD-ROMがなかったので購入を見送ったもの。運良くCDつきでしかも状態がいいものを見つけたので購入。それぞれの発音について、口の形のイラストだけでなくレントゲン写真までついているのがこの本のすごいところ。しかもCDはなんと声紋の解析プログラムらしい。すげえなあこの本。
03. 鉄道旅行のたのしみ (集英社文庫) 鉄道旅行のたのしみ (集英社文庫)

鉄道紀行作家・宮脇俊三による、国内の鉄道に関するエッセイ。昭和61年発行の初版本だけど、この頃はバーコードってまだなかったんだな。

今日売った本

実家に放置してあったマンガを処分。懐かしいモノばっかだ。
01. BOYS BE・・・ 1 (少年マガジンコミックス) BOYS BE・・・ 1 (少年マガジンコミックス)
02. BOYS BE・・・ 2 (少年マガジンコミックス)
03. BOYS BE・・・ 3 (少年マガジンコミックス)
04. BOYS BE・・・ 4 (少年マガジンコミックス)
05. Boys be… (5) (講談社コミックス (1808巻))
06. BOYS BE・・・ 6 (少年マガジンコミックス)
07. BOYS BE・・・ 7 (少年マガジンコミックス)
08. BOYS BE・・・ 8 (少年マガジンコミックス)
09. BOYS BE・・・ 9 (少年マガジンコミックス)
10. BOYS BE・・・ 10 (少年マガジンコミックス)
11. BOYS BE・・・ 11 (少年マガジンコミックス)
12. BOYS BE・・・ 12 (少年マガジンコミックス)
13. BOYS BE・・・ 13 (少年マガジンコミックス)
14. BOYS BE・・・ 14 (少年マガジンコミックス)
15. BOYS BE・・・ 19 (少年マガジンコミックス)
16. BOYS BE・・・ 20 (少年マガジンコミックス)
17. BOYS BE・・・ 24 (少年マガジンコミックス)
18. BOYS BE…―新恋愛白書 (マガジンノベルス) BOYS BE…―新恋愛白書 (マガジンノベルス)
19. BOYS BE…〈2〉―新恋愛白書 (マガジン・ノベルス) BOYS BE…〈2〉―新恋愛白書 (マガジン・ノベルス)
中学の頃読んでた、週刊少年マガジンに連載されていた恋愛モノ。今冷静に考えれば喪男の妄想の産物以外の何物でもないけど(←作者に失礼)、夢見る青春時代にはこういうのにハマっちゃうもんなんだよなあ。
20. Because… 4 (ジャンプコミックス) Because… 4 (ジャンプコミックス)
こちらは月刊少年ジャンプに載ってた恋愛モノ。
21. おそるべしっっ!!!音無可憐さん (1) (講談社コミックスキス (81巻)) おそるべしっっ!!!音無可憐さん (1) (講談社コミックスキス (81巻))
22. おそるべしっっ!!!音無可憐さん (2) (講談社コミックスキス (98巻))
これは榎本加奈子が主演のドラマの原作。音無可憐、今で言えばストーカー? ハチャメチャな感じが楽しかった。
23. いけいけ!バカオンナ (KC KISS) いけいけ!バカオンナ (KC KISS)
これも榎本加奈子が主演でドラマ化された。鈴木由美子榎本加奈子のファンだったのかな。
24. 「あると」の「あ」 1 (フラワーコミックス) 「あると」の「あ」 1 (フラワーコミックス)
25. 「あると」の「あ」 2 (フラワーコミックス)
26. isbn:4061331734:title
27. isbn:4061331742:title
上の2つのドラマの後に榎本加奈子が主役を演じたドラマが『P.A.』(プライベートアクトレス)というマンガで、例によってこれの原作を読んだ(これは女友達に借りた)。そしてそれが面白かったのと、あと絵が好きだったこともあって、作者の赤石路代が描いたマンガを読み漁った時期があった。これはその1つ。ヒロインの名前が「栢山あると」という珍しい苗字だけど、小田急小田原線に栢山という駅がある。赤石路代はこの近くに住んでるのかな?とか勝手に思ったりしてた。
28. 14―fourteen (幻冬舎文庫) 14―fourteen (幻冬舎文庫)
ついでに帰省途中に読み終えた小説も処分。持って帰るのめんどいし。

01.〜28.すべて10円。28.は東京で売れば確実に50円にはなっただろうけど、まあいいや。不用品を捨てて机の引き出しがスッキリした上に小銭も手に入ったので特に不満はない。

葵区

そういえばさっきブックオフへ本を売り払いに行って住所書いたとき、普通に「葵区」を抜かして書いてしまった。まあ自分は静岡を離れて5年半になるから、政令指定都市に移行したという意識が薄いのはしょうがないだろうけど、ずっと静岡に住んでいる人も半分は意識にないんじゃないかと思う。だって実生活においてはほとんど何も変わってないもん。合併後は市の中心になると言われていた東静岡駅周辺も相変わらずだし。まあ個人的には変わってくれなくて全然OKなんだけど。