世界の中心で、愛をさけぶ
深夜にマンガを読み出したら止まらなくなって3冊め。
- 作者: 片山恭一,一井かずみ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/04/06
- メディア: コミック
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
白血病という病を前にしての無力感はこれでもかというほど味わったけど、逆に自分がもう長くは生きられないと知ってしまったときの絶望感はどれほどのものなんだろう。ヒロインのアキは最期まで気丈に振る舞っていたけど、自分だったら絶対取り乱しそうな気がするな・・・。
朔太郎は重病人であるアキを病室から連れ出したけど、自分だったらそんな思い切ったことができるだろうか。「どうせもう先がないんだから無理やりでも最後くらい」という気持ちと、「苦しい思いをさせる結果になるのは明らかなのにわざわざ連れ出すだなんて」という気持ち、どっちもどっちだ。ただ、本人の切なる願いをただ聞いているだけというのもかなりつらかったので、もし仮に将来大切な人がこのような状況に陥ったら、極力本人の望みどおりにしてあげたいとは思っている。
いろいろ考えさせられたのと、アキがかわいかったので保存。