今日読み終えた本

帰省がてら読了。東海道線清水駅にて。

14―fourteen (幻冬舎文庫)

14―fourteen (幻冬舎文庫)

これの前に読んだこの作者(桜井亜美)の本が面白かったので、内容を全く見ずに買った本。最初のほうからすでに違和感というか狂気を感じた。主人公が酒鬼薔薇聖斗をモデルにして描かれているのがわかったのは、その名前が出てきたとき初めてだった。それまで全くわからなかったけど、それらしい異常性はムンムンに満ちていた。あの雰囲気を出せるのはすごいな。ルナティックな話を書かせたら桜井亜美の右に出る作家はいないんじゃないだろうか?と思うくらい。もしいたらぜひ読んでみたいものだ。

それにしても、いわゆる精神病を患っている人間の脳はいったいどんな状態にあるんだろう? 普通の状態とどこがどう違うんだろう? ノーベル賞級に奥が深い問題だ。