旧友からの音信

久々に携帯が着メロを奏でたと思ったら、地元の友達であるともこからのメールだった。先月末にみんなで食事に行く約束してたけど急に体調崩して来られなかったから、ちょうど1か月ぶりか。
なんだなんだと思って読んでみたら、今度の総選挙で彼女の会社は自民党のKを推薦することになって、その応援者を10人紹介しなくちゃならないから、俺の名前と住所を書かせて欲しいと。アホか。
政治的なことと宗教的なことについては、自分の意志による場合以外は関わらないようにしたいと思っている。あとで絶対ややこしいことになるし。だから今回の頼みも、いくら愛するともこからの一生のお願いだとしても(←言いすぎ)、受けることは決してしない。
逆に自分が今回の彼女のような立場になったらどうだろう? 大事な友達には迷惑かけたくないから、「どうでもいい"知り合い"」に声をかけてまわることになるだろうな。たぶん誰でもそうだと思う。こういう署名集めとか、怪しい集会の頭数をそろえたりだとか、あとよく聞く話としては保険の勧誘とか、そういうのって、縁が切れちゃっても別にいいや的な人にしか声をかけられない話題だと思う。
じゃあ俺はともこさんにとってどうでもいい存在なんですかね? という疑念が湧かざるを得ないわけだ。もうこの時点で関係の不安定化が始まっちゃうよね。まあ今回の場合は、彼女のことは10年前から知っていて、素直な気持ちで声をかけてきたことがわかるから、普通に断っておしまいだけど、相手によってはそれで縁を切ることもあるだろう。特に、超久々にそれも何年かぶりに連絡をよこしてきて、しかもそいつが当時はそこまで親しくなかった人間で、しばらくの馴れ馴れしい雑談の後「ところでさあ、生命保険とかって入ってる?」なんて言い出したら、即その場を去るor電話を切ると思う。って、こんな状況ドラマでしか起こりえないのかな?やっぱ。
とにかく、政治とか宗教が絡むと厄介だ。まさに「触らぬ神にたたりなし」だ。